yonedanji4月29日2 分《 藤山寛美三十三回忌追善興行に出演 》上方落語界の爆笑王が初代桂春團治とするならば、上方喜劇界の爆笑王は間違いなく藤山寛美さんでありましょう。どちらも一時代を築いた大いなる「芸人」でいらっしゃいました。 昭和9年に他界した初代春團治師の活躍ぶりは書物やレコードでしか知り得ませんが、寛美先生の舞台姿は子供の頃から...
yonedanji2月1日3 分《旧暦に寄り添う暮らし》皆様、あけましておめでとうございます! 今頃何やって? いえいえ、旧暦での挨拶です。西暦より日付が一ヶ月ほど遅れる太陰太陽暦のこと。旧暦(太陰太陽暦)では、今年は西暦(太陽暦)2022年2月1日がお正月になるのです。 ちょうど梅が咲き始める頃と重なり、迎春の風情が味わえます...
yonedanji1月27日1 分神社に絵馬奉納🎍謹賀新年🎍 皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。 お蔭さまで、私は2022年も年明けからさまざまな落語会に出演。動楽亭に喜楽館、繁昌亭にサンケイホールブリーゼと、めでたく寿ぎました( ´ ▽ ` ) 恒例の独演会も順調にスタート! 全国各地で公演できることの喜び...
yonedanji2021年12月30日2 分2021年を振り返って今年も、あっという間に一年が過ぎ去りました。歳を重ねるにつれ、人生の中の一年の割合が小さくなるのですよね。今の私は1/63。 でも、振り返ると、いろんなことがありました。毎年暮れになると、物故者のお名前がニュースで掲示されますが、今年は噺家の訃報が相次ぎました。...
yonedanji2021年11月1日2 分気軽に寄席へお越しやす新型コロナウイルスの感染者数が減少し、ようやく寄席へお越し下さるお客様の数が増えてきたようです。まことに有難いかぎり(^◇^;) 上方の落語界で長年途絶えていた寄席小屋が天満に復活したのが、2006(平成18)年9月15日。「天満天神繁昌亭」と命名され、以来、文字通り、大い...
yonedanji2021年9月23日2 分第39回「姫路観月会」に参加。そこで「姫路ふるさと大使」に!2021年9月21日、姫路城にて第39回「姫路観月会」が開催され、私も進行役として参加させていただきました。コロナ騒動で、今年も(去年に引き続き)無観客で行われ、その模様が姫路ケーブルテレビにより配信されました。 司会は原田昌子さん、ゲストには伸びやかな高音が持ち味のボーカ...
yonedanji2021年8月27日4 分コロナ禍の独演会に思うこと先日、落語会のお客様から次のようなツイートが寄せられました。 ———札幌・道新ホールでの独演会、お疲れ様でした‼︎ 昨夜は『淀の鯉』『はてなの茶碗』『地獄八景亡者戯』と続き「もう十年は来ない気かな⁈」と同僚と噂になりました。タイムリーな時事根多満載の「地獄めぐり」も9時ぴっ...
yonedanji2021年8月15日2 分お盆に寄せて旧暦の7月13日から16日にかけて先祖を供養する仏教行事の盂蘭盆会(うらぼんえ)、いわゆるお盆———。今年は大雨とコロナ騒動に煽られて大変なことになっています。ご先祖様は如何にお思いでございましょうか。 ところで、この時期に追悼行事が連なるのも不思議なことです。偶然なのか、...
yonedanji2021年8月2日3 分米團治カレーが、リニューアル!かねてより落語会のロビーなどで販売しておりました私の「こだわりオニオンカレー」と「開運カレー」が、この度、リニューアルしました(^-^)/ 一番の変更点はルウの繋ぎに使ってきた小麦粉を米粉に変えたことです。それによって、まろやかさが加わりました🍛😋...
yonedanji2021年7月18日3 分「古典芸能」鑑賞ふたつこれまで落語という芸は「古典芸能」と「大衆芸能」の両面を持ち合わせてまいりました。前者の代表は能や歌舞伎、後者の代表は喜劇や漫才。そして、落語はその両方を兼ね備えてきたと…。例えば、古典を継承しながらも常に新作を発信している点や、どんな古典の演目であろうが事前に「筋書き」な...
yonedanji2021年7月6日1 分7月10日、YouTubeチャンネル開設!皆様、2021年7月10日、いよいよ私のYouTubeチャンネルが開設されます。アナログ人間の私がこんなことまでするようになろうとは…。自分でも驚くばかり(^◇^;) 去年の春にコロナ騒ぎが勃発し、「何かしら発信の手段を持たねば」と始めたTwitter。当初は三行書くのに2...
yonedanji2021年6月29日2 分犬好き仲間の飼い犬紹介戌年生まれということもあってかどうかは知らないけれど、私は犬が大好き。道で犬連れの人とすれ違う時、見知らぬ人でも犬に語りかけることがきっかけとなって知り合いになるケースがよくあります。 父、米朝も犬が好きで、実家にはずっと犬がいました。私が幼稚園児だった頃に、枝雀・ざこば(...
yonedanji2021年6月24日2 分「繁昌亭昼席」の一週間 新型コロナウイルス騒動による三度目の緊急事態宣言が解除された6月21日(月)から、私は天満天神繁昌亭の昼席に出演しています。 江戸落語の寄席の番組は毎月上席・中席・下席と10日間で区切られていますが、上方は一週間単位で顔ぶれが組まれます。とは言え、早くからほかの仕事が決まっ...
yonedanji2021年6月8日2 分おぺらくご『ドン・ジョヴァンニ』大盛況!私のライフワークの一つとなった「おぺらくご」。オペラと落語のドッキング。いろんな形で演じ続けて、かれこれ30年になります。最初にオペラを自分なりに舞台で表現したのは、私が30歳を迎えた頃。まだ小米朝という名前で好き勝手していた……今でも結構好き勝手してますが(^◇^;)、独...
yonedanji2021年5月23日4 分「落語議連」の会合に参加して感じたこと新型コロナウイルスの拡散により落語会の本数が少なくなった分、一つの公演に懸ける思いがうんと強まりました。 今月16日(日)に愛知県豊田市で開かれた独演会は、能楽堂での開催。名鉄 豊田市駅前にあるこの建物は「豊田参合館」と言って、図書館や能楽堂やコンサートホールなど沢山の文化...
yonedanji2021年5月12日3 分アメノウズメを追い求めながらの落語会三度目の緊急事態宣言が発出され、またも舞台公演が(殊に京阪神地区では)ピタッと止まってしまいました。寄席小屋(繁昌亭・動楽亭・喜楽館)もすべて休館が続いています。 私、4月24日(土)に動楽亭での「米團治・研鑽の会」を終えてからというもの、大阪では全く喋っておりません。ゴー...
yonedanji2021年5月2日3 分「ヤマトの源流に触れる旅」序章私は無類の古代史好き。我が家は古代史関係の書籍で溢れています。ざっくり数えても優に200冊は超えるでしょう。恥ずかしながら、落語の本より多いです(^^;) なぜ古代史にのめり込んでいったかという理由の一つに、真実が有耶無耶にされていることが挙げられます。殊に、平城京以前。学...
yonedanji2021年4月19日4 分弘昌寺、上方文化再生の礎にこの春、大阪ミナミのトリイホールが「千日山 弘昌寺」として生まれ変わりました! トリイホールは、上方ビルの4階に設けられた100人収容可能の多目的スペース。1991(平成3)年4月にオープンして以来、落語・講談・浪曲・漫才などの演芸や、演劇、音楽会など、さまざまな分野の芸能...
yonedanji2021年4月17日2 分<おりん>の世界一口に仏具の鈴(りん)と言っても、大きさや形態は様々。家の仏壇にちょこんと置かれて可愛く「チン」と鳴らすものから、お寺の本堂に据えられ「コ~ン」と響かせるものまで、多岐にわたります。 富山県高岡市で「おりん」の制作を営む株式会社山口久乗(やまぐちきゅうじょう)は、明治40年...
yonedanji2021年4月14日2 分金沢〜鎌倉、二泊三日の旅<後編>4月10日(土)、石川県立音楽堂での「シャンソン&落語」を無事に終えた我々一行は、翌日の鎌倉芸術館での「桂米團治独演会」に備えるため、その日のうちに北陸新幹線で東京まで移動。当然、酒類を買い込んで😅 今回はそこそこ過密スケジュールだったので、宿はゆったりできるホテル龍名館...